2009年07月29日

豪雨災害

  豪雨災害で2人が犠牲となる土砂崩れが発生し、通行止めとなっている九州自動車道の福岡‐太宰府インターチェンジについて、西日本高速道路九州支社は28日、復旧までに数週間かかるとの見通しを明らかにした。今回の福岡県大野城市の災害現場では6年前にも小規模の土砂崩れがあり、コンクリート壁を設ける補強工事が実施されていたことも判明。同支社は29日、専門家による災害調査検討委員会を設置し、復旧工法や防止策などを協議する。

 同支社は当初、復旧まで「少なくとも数日間かかる」としていたが、災害規模が見込みよりも大きかった。ただ、2次災害を防ぐ工事を急ぎ「お盆前の通行止め解除を目指したい」としている。

 九州道の土砂崩れは、26日午前11時すぎに発生。コンクリートを吹き付けたのり面(高さ約30メートル)の上方の山林が高さ約100メートル、最大幅約50メートルにわたって崩れ落ち、ワゴン車に乗っていた北九州市の夫婦が犠牲になった。

 同支社によると、現場では2003年7月にも土砂崩れが発生し、約300立方メートルの土砂が崩落。さらに約100メートル北側の山林でも同規模の土砂崩れがあり、車道に流れ込んだ土砂に車が乗り上げる被害が発生したため、日本道路公団(当時)が高速道と側道の間に設けていた金網フェンスをコンクリート壁(高さ約2.7メートル)に替えたという。

 ただ、今回は6年前の10倍に当たる約3千立方メートルの土砂が崩落するなど「想定を超える規模」(同支社)の土砂崩れが発生。コンクリートを吹き付けたのり面も、沢の水が流れるよう大型の溝のような構造になっており、土砂の勢いが増し、コンクリート壁などを破壊したとみられるという。

 28日は、独立行政法人・土木研究所(茨城県つくば市)の専門家が現場を調査。原因について、藤沢和範上席研究員は「6年前の土砂崩れで地滑りが起きやすい状態となり、今回の集中豪雨で災害が発生したのではないか」との見方を示した。


[西日本新聞ニュース]より



 自然災害が起きると、自然の力の恐ろしさとともに、人間社会が環境を破壊しての人災といった話が出ますね。確かにそういった一面はあるかもしれませんが、こうなってくると、温暖化による天災の驚異が増していることを認めざるを得ません。早い段階で、今年の福岡はゲリラ豪雨が300回という予想もされていましたし、日本が熱帯化していますね。


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Posted by mot at 08:29 │日記